これまで機材レビューを掲載してきましたが、趣向を変えて「トラベルノート」という形でのレンズレビューにまとめました。
今回は、レンズ:Elmar 3.5cm f3.5 フィルム:Kodak PORTRA 800 (+1/3 : ISO640相当) という組み合わせです。

まず、JR京都駅 30番線の陶板レリーフを撮影。武骨な陶板の組み合わせですが色彩が美しい作品です。
絞っているため、F3.5 – F4.5で発生しやすい渦巻ボケは目立っていません。
太秦映画村
リニューアル工事で休園する直前に訪問しました。リニューアルで「映画撮影の現場」という雰囲気から「大人の没入体験パーク」へ変わってしまうそうです。
お会いしたキャストの方(侍)曰く「キャストと気軽に接する機会もなくなる」とのこと。
5歳児は目を輝かせて話しかけていただけに、そういった機会がなくなるのは残念です。





コントラストは低めでも、質感は残っています。
雲一つない晴天でしたが、Elmar 3.5cmがノンコートのためカラー撮影では暖色系の描写になることに加え、Kodak PORTRA 800は暖色系の再現に定評があるため、作例は全体的にやや黄色味が強い時代感のある描写です。
京都鉄道博物館
幼児2名を連れた1泊旅行のため京都らしい観光地へは行かず。2日目は京都鉄道博物館へ。


一等展望車。現役当時に乗ってみたかった。

扇形庫内は暗くISO800でも低速・開放ぎみ。


Elmar 3.5cm で撮影して改めて思いましたが、このレンズはF6.3 – F12.5あたりが最良の絞り値かもしれません。
35cron asph. はF2.8 – F4あたりが最適絞り、個人的にもF5.6までで使用することが多いのですが、Elmar 3.5cmはレンズが設計された時代的にも絞って使うものと考えた方が良さそうです。
以上、いかがでしたでしょうか。
PORTRA 800 は初めて使いましたが、粒状性が素晴らしくISO800とは思えないフィルムでした。
+1/3EVで露光しているので粒状性がさらに滑らかになり、暖色傾向も控えめになります。
ただ、ノンコートのElmar 3.5cmとPORTRA800を使用すると暖色系+暖色系の発色となるため、被写体は選ぶ必要がありそうです。最後の作例(信号と青空)はスキャン時にかなりWBを補正していますが、それでもやや黄色い。
次は、UltraMAX400 あたりで撮影してみたいと思います。
